愛猫の心が読めるかも!?猫の生態や習慣を徹底調査しました

歩き方からネコの気持ちが見えてくる!低姿勢や斜め歩行まで色々

「胸をはって」、「しょんぼりと」、「ぶらぶら」、「よちよち」など、歩くにかかる形容はさまざまで、その時の人の気持ちや状態をうまく表しています。このように人の歩き方から、その気持ちが表現できるように、ネコでも同様にその気持ちを推し量ることができるのです。

基本ネコは野生時代の狩りの習性がのこっているので、外を歩く時には、身体を低くして身を隠すように歩くのが普通です。ノラネコなどは、このようにして歩いていないと、いつ何時やられるかわからないので、生き残ってはいけません。

ネコをよく観察していると、いろいろな歩き方が見られ、それぞれに意味があって、ネコの気持ちや健康状態までわかってきます。それでは、ネコの歩き方とその意味を説明していきましょう。

「ウォーク(常歩)」というのがネコの歩き方の基本で、のんびりとした気持ちで、自由気ままなネコそのものの姿です。左右のそれぞれの手足を一緒に動かし、前足に六割位の体重を預けて進み、人間で言うところの「ウォーキング」にあたります。

ゆっくり歩いているからと言って、必ずしもネコがのんびりとした気持ちでいるのかというと、必ずしもそうではありません。敵のいそうな外を歩く時や、家の中でも何かを狙っている時などは、身体を低く保って、ゆっくりと歩いていきます。

「ペイシング(側対速歩)」は小走り程度の歩き方で、危険ではないものの何かちょっと急いでいる時に見られる姿です。ウォークの手足の動きがちょっと早くなり、一瞬身体が中に浮き上がり、人間で言うところの「ジョギング」にあたります。

ウォークやペイシングの速さでも、真っ直ぐではなく、斜めに歩いていくネコを見ることはないでしょうか?実はあれは、攻撃対象がいたり、防御の必要がある時やる歩き方なのです。

子ネコ同士などがじゃれて遊ぶ時にも、この斜め歩きを見ることがあります。これは、いっちょやってやるかという心意気を表わしているのです。

「トロット(速歩)」は馬などにも見られる軽快な歩き方で、長い距離を歩く時などに見られます。ペイシングと同じ速さと動き方ですが、重心があまり動かないので、疲れが少なく遠くまで出かけることができます。

「ギャロップ(襲歩)」は焦っている時に見られる歩き方です。手足一動作の間に身体が一回宙に浮く「シングルサスペンション」と、二回の「ダブルサスペンション」があります。

「シングルサスペンション・ギャロップ」は、カエルが跳ねるのと同じ動きを繰り返すものです。速さで言うと、100メートル走といったところです。一方の「ダブル」はと言うと、跳び箱を飛ぶ時位の姿勢で駆け抜けるもので、何かの敵から逃げる位の必死の速さです。

ネコはいつも元気な訳ではありません。歩き方に変化が見られたら、どこか悪いのではないかと、気づかってあげる必要があります。

歩き方にふらつきが見られた場合は、中耳炎・白内障・熱中症・椎間板ヘルニアなど疑いもあります。酷い時には、癌・筋ジストロフィー・髄膜脳炎なども考えられますが、肥満が原因ということもありますので、よくよく様子を観察してください。

片足を引きずる歩き方は、捻挫・脱臼の他、マダニ症・骨髄炎・骨肉腫の心配があります。そして、下半身は動かないという状況は、椎間板ヘルニアや心筋症ということも考えられます。

この他にも、歩き方が極端に遅く、のろのろした状態になったり、歩く事を嫌がるようになったりしたら、ほぼ確実に何らかの病気に罹っていると考えられます。よくネコちゃんの歩き方を観察し、ネコの気持ちを知って、病気には早め早めに対処できるように心がけましょう。