愛猫の心が読めるかも!?猫の生態や習慣を徹底調査しました

ネコを見つめると目をそらされてしまう!それは愛情の【シルシ】

ネコは昔からヒトと関わりが深く、現在でも生涯費用が200万円ほどかかるというデータがある中でも人気のペットです。病気やケガで動物病院を受診しなければならないとき、カードローンなどで借入をするという人もいるくらいです。

そんなネコ、コミュニケーションが豊富で、わたしたちヒトに様々な方法で愛情を与えてくれる動物です。

「目は口ほどにものを言う」ということわざがありますが、ネコも人間同様に、言葉(鳴き声)だけでなく、目で自分の気持ちを表わすことができます。

ネコの中にはニャンニャンとうるさいほどのおしゃべりもいれば、静かにこちらを見つめて何かを訴えかけてくる子もいます。

ネコは寝てても起きてても、その姿を見ているとかわいくて仕方ありません。それでじっと見ていると、こちらの気配に気付くのか、一旦はこちらを見るのに、すぐにプイッと向こうに顔をやってしまいます。

何か機嫌を損ねてしまったのでしょうか?実は、これはネコちゃんの最大限の愛情の表現方法のようなのです。

ネコがその視線をそらさず、じっと対象を凝視するというのは、狩りの時か、他のネコとの縄張り争いのけんかをする時です。通常、見つめるという行為は、敵対するものへの攻撃状態ということになります。

つまり、飼い主など敵ではない人などに見つめられると、私は敵ではありませんよということを伝えるために、目をそらすというしぐさをするのです。仲間のネコに対しててあれば友好の意味を、飼い主など好きな対象であれば愛情の印を表わしているのでしょう。

ネコを飼っている方は見たことがないでしょうか?自宅でネコと寛いでいるところへ、来客があった時、あまり好みではない客が入ってくると、ネコは一目散に逃げ出しますが、ある程度離れた所まで行くと、来客を振り返って見て、敵対関係の相手を観察します。

かわいいからといって、あまりネコを見つめていると、ネコに「にらみグセ」のようなものが付いてしまい、外に行った時に他のネコとにらみ合いのケンカを起こしやすくなります。ちょっとはガマンしなければなりません。

ネコを安心させるには、ネコの目の高さまで目線を下げて、自分の目を閉じるという方法があります。この方法は、ノラネコや他の家のネコにも有効で、他のネコと仲良くなりたい時には、役に立つと思います。

見つめられるのが苦手なネコちゃんですが、逆におねだりのある時には、ガンガン見つめてきます。いろんな場面でネコちゃんのおねだりがありますので、その前後のネコの行動から、おねだりの内容を察知すると良いでしょう。

わかり易いおねだりとしては、ごはんのおねだりがあります。大体は、一旦エサの所に行って来てから、そばに寄ってきて、じっと見つめてきて、そのおねだりに気付かずにいると、ガマンしきれずに鳴くこともあります。

同様な事は、トイレの片付けでも見られます。きれい好きのネコちゃんは、一旦トイレの所に行くのですが、汚れたままになっていると、そのまま帰ってきて、そばに寄ってきてじっと見つめてくるのです。

また、外に出たい時には、出入り口のところから、じっと視線を送ってきます。時には前足を使って、自分で扉を開けるしぐさも見せたりするのです。

ちょっとわかりにくい場合もあります。それは、一緒に遊んで欲しい時なのですが、ただ黙って見つめているだけなので、ネコの気持ちを読み取る高度な場面となります。

我が家のネコの場合は、遊ぶと言えば、追っかけっこで、ただ見つめておねだりするだけでなく、一旦そばに寄ってきてから、ダッシュでそこから走り去って、「追っかけて」アピールをしています。

高齢のネコちゃんになるともっと難しい問題が出てきます。夏の暑さや冬の寒さは、高齢のネコには非常に厳しく、どうにかしてとじっと見つめてくることもあるのです。

ネコの見つめるおねだりの内容は、その前後の行動や、ネコの状況などから判断して、いつまでもかわいがってあげてください。