愛猫の心が読めるかも!?猫の生態や習慣を徹底調査しました

【猫パンチ】でイザ攻撃!!相手を決して逃さないネコの必殺技!

見ているとホンワカとした気持ちになってくるネコちゃんですが、本来あの子たちはネズミなどの狩りをしたり、外敵と縄張り争いを繰り広げたりと、けっこうワイルドな生き方をしている「猛獣」なのです。

この猛獣の武器としては、鋭い牙で噛み付いたり、研ぎ澄まされた爪で引っかいたりというのが、定番となっています。しかし、ネコの攻撃手段には、必殺の前足攻撃「猫パンチ」があるのです。

猫パンチを繰り出す時のネコの気持ちは一体どんなものなのでしょうか?当然、縄張り争いをしている他のネコと遭遇した時には、相手が引き下がらない限り容赦はしないという意気込みでいます。

基本的に猫パンチは、敵対者が引き下がらない場合の、終局兵器となっています。縄張りには常日頃ニオイの警告を付けていますが、敵が侵入してくれば目でにらみをきかせ、更にはドスの効いた鳴き声で全力で追い出そうとします。

それでも敵が撤退しないと、まずは威力を抑えて、爪を出さない猫パンチを繰り出します。これでもけっこうな衝撃があるのですが、相手が逃げ出さないとなると、遂に終局兵器としての爪を立てて敵に重傷を負わせられる猫パンチが炸裂するのです。

ネコはなるべくならば戦いはしたくないので、敵に遭遇すると最初のうちは、相手に自分の縄張り内であることを悟らせようとし、戦いの回避に努めます。この調整が不調に終わった時に、猫パンチは炸裂するのです。

ネコは賢く狩りをする動物で、なるべく自分に危険が及ばないようにし、労力も最小限にしようと、猫パンチを利用します。

狩りの時、獲物に充分気力がある内は、反撃されて傷を負う可能性があるので、まずは猫パンチで獲物を弱らせてしまうのです。この時の猫パンチの威力は、非常に強力で、小さなネズミなどは、簡単に気を失ってしまうほどです。

不機嫌なネコに手を出すと危険です。けんかの直後や、怖い目に遭ってきた後などは、うかつにネコに触ろうとすると、引っかかれるか猫パンチの餌食となってしまうことでしょう。

自由気ままと言えば聞こえは良いのですが、悪く言えば気分屋のネコちゃんですので、おとなしく撫でられているうちにも急に不機嫌になって、猫パンチを食らわしてくることもあるのです。よくよくネコの気持ちを推し量ってかわいがる必要があります。

撫でている時に、しっぽを振り回し始めたり、撫でている手を甘噛みしてきたりしたら、ネコちゃんの機嫌は曲がりだしています。こんな時には、すぐに撫でるのをやめてあげましょう。

さもなければ、けっこうきつい猫パンチをお見舞いされたり、悪くすれば爪まで出して、終局兵器の猫パンチが繰り出されたりしてしまいます。

しかし、概ね愛らしいのがネコちゃんで、普段の猫じゃらしなどでの遊びでは、かる~い猫パンチでじゃれているのが普通です。ネコは普段の遊びの中でも、猫パンチを使って、狩りや縄張り争いに備えて、訓練を積んでいるのでしょう。

対象に前足でダメージを与える猫パンチですが、気持ちが更に高ぶってくるのでしょうか、遂には前足で対象をホールドし、後足で蹴りつけるという攻撃もあります。これは猫キックと呼ばれていますが、猫パンチの変化形といったところでしょうか。

いずれにしても猫パンチには、その時々のネコの気持ちが表れていますので、自由気ままなネコちゃんとうまく付き合っていくためにも、充分に様子を観察して、ネコの気持ちを汲み取ってあげましょう。