愛猫の心が読めるかも!?猫の生態や習慣を徹底調査しました

【砂かけ】は良く見かけるネコの行動!エサにかけることもある!

ネコの良くある行動の中に、トイレの後の砂かけというものがあります。けっこう見かけることのあるしぐさですが、何故そんな行動をとるのか、実ははっきりしたことはわかっていません。

本能的にやっているしぐさなのだとは思いますが、狩りの時に獲物に自分のニオイで気付かれないようにしているとか、縄張りのためのマーキングと区別しているなどの理由が有力と考えられています。

ネコの中には、食べ残したエサに砂かけ動作をする子もいるということで、必ずしも排泄物と関係しているしぐさでもないようなのです。この場合は、たぶん他のネコなどにエサを横取りされないように、隠して保存しようといているのだと考えられます。

では、本当にそんなによく砂かけをするのかというと、ある調査報告では、トイレの後にちゃんと砂かけができるネコちゃんは、約六割というデータもあります。ぜんぜん違うところに砂をかけている子は、三割弱もいて、まったく砂かけしない子は、5~8%くらいいるそうです。

元来、ネコは野生時代には外でトイレを済ませていましたので、飼い猫に家の中でトイレをさせるには、それ相応のしつけが必要になってきます。ちゃんとネコを観察していると、なんとなくソワソワしてきて、トイレが近い事はわかりますので、タイミング良くトイレの場所に連れて行ってあげると良いでしょう。

ちなみに、集団で暮らしているノラネコの場合は、リーダー的なネコはトイレの後の砂かけ行動は行なわないで、そのエリアのボスとしての地位を主張しているということも言われています。何匹ものネコちゃんを飼っている人は、どの子が砂かけしぐさをしないかで、自分の家のリーダーネコを確認することができそうです。

我が家のネコは、基本的には外に出てトイレを済ませます。家の中から丸見えの家庭菜園のある場所で用をたすのですが、人が見ているのに気付くと、なかなか出るモノも出ないという感じで、とても嫌がります。

冬になって外が寒くなってくると、我が家のネコはなかなか外に行こうとはしません。そんな時には、家の中に古新聞でトイレを準備してやるのですが、これだと砂かけができないので、用をたした後には、すぐに片付けてあげなければなりません。

トイレの片付けを怠けていると、何度でも片付けを要求してきて、自分でも砂かけ動作をして古新聞を散らかしてしまいます。なので、トイレにはやはり専用のネコ砂を準備してあげた方が良いようです。

ネコはとても警戒心が強いので、無用心となるトイレタイムは、ネコにとっては非常に緊張する時なのです。トイレを始める前にはじっくり場所を選択し、始まれば周りを見回しながら、すごい緊張感に包まれているのがわかります。

あまりネコちゃんのトイレを見ていると、緊張感などのストレスからか、オシッコが正常に出なくなってしまいますし、場合によっては、ウンチにも影響が出てくることでしょう。いくらかわいくても、ネコちゃんの嫌がる事は、やってはいけません。

ネコちゃんにとって良いトイレとはどんなものかというと、安心できること、きれいであること、砂かけできることというのが大事です。その他にも、エサや寝場所と離れていること、手足や身体に付きにくい砂であること、使い慣れた砂であることなどがあります。

また、何匹もネコちゃんを飼っている場合には、ネコちゃんの数よりひとつ多いトイレを準備してあげるのが良いことです。

ネコの砂かけしぐさとトイレには深い関わりがあり、良いトイレ環境を整えてあげることは、ネコの健康にもとても大事なことです。ネコちゃんの気持ちをよく汲み取って、長くなかよく付き合っていきましょう。