ネコの可愛さの秘密は目にアル!瞳の奥に見えてくる猫目のすべて

ネコちゃんをパッと見てかわいいと思ってしまうのは、一体どうしてなのでしょうか?その第一の理由が、華奢な体に似合わないほどに大きい目にあるのではないかと思います。

中には甘やかしすぎて、ネコかクッションかわからないほど育ちすぎた子もいるかもしれませんが、基本ネコはスラリとした細身の体で、小さい顔にクリクリと大きな目を持っています。こんな目で見つめられ、何かを訴えかけられると、ネコ派の人間はイチコロです。

ネコの目の大きさは、顔と比較した時に、他の一般的な動物の子供の頃と同じ位です。つまり、ネコは子供の頃の目と顔の比率のまま大人になっているため、とてもかわいく見えるのです。

ただ、ネコの瞳は縦長に閉じる「猫目」になるので、あまりかわいいというイメージではありません。同じような瞳はキツネにも見られて、一時期は「キツネ目の男」が関わる事件があったりで、更に印象を悪くしていました。

ところが、最近はこの「猫目」・「キツネ目」も、美人顔のひとつとして認識されてきていて、「世界で最も美しい顔ベスト100人」にもたくさんのこの系統の顔が選ばれています。それほどまでに、ネコの顔はかわいい(美しい?)のです。

ネコの目のかわいさは大きさだけではありません。ネコに「白目」はほとんど見られず、瞳を覆っている虹彩(こうさい)という膜の色が、ネコの目の色として、そのかわいらしさを演出しています。

色の種類は主に、銅色(カッパー)・薄茶色(ヘーゼル)・緑色・青色の4色があります。中には、左右で異なった色をした虹彩異色症(オッドアイ)のネコもいますが、この子達のことを、日本では縁起が良いと考え、「金目銀目(きんめぎんめ)」と呼んでいました。

白猫がオッドアイの場合、青い目の方の耳が聞こえづらいことが多く、気づかってあげる必要があります。また、シャムネコの仲間では、オッドアイの子には、立体視力に問題があるということもありました。

ネコちゃんをよく観察しているネコ派の人ならわかるかと思いますが、ネコの目の色というのは成長にしたがって変化していきます。生まれたばかりのネコの目の虹彩には色素沈着が無く、青く見えているのですが、7週間もすると色が付き出して、それぞれの目の色になっていくのです。

このように色彩豊かなネコの目ですが、本人たちがどのくらい色を認識できるのかというと、どうも青・緑・赤をかろうじてわかるくらいのようです。赤色などは、ほとんど薄いピンクとしか認識できていないのです。

夜行性のネコにとっては、色覚というものはそれほど重要ではなく、暗闇の中で動いているものがわかれば、それで充分なのでしょう。そのため、ネコの目が光を最大限に活用しているところは、とてもすごいものがあります。

ネコを嫌いな人があげる理由に、闇夜の中に浮かぶ光る目の不気味さがあるかと思います。ネコ好きとしては、この光る目もまた、必死に狩りをしている姿や、遊びたいのかコチラを狙ってムズムズしている姿を見ると、かわいさが増してくるのですが…。

ネコの目は、暗闇で光を受けると、その光を目の奥で反射させ、もう一度その反射光を利用しているのです。このため、ネコの目は、暗闇でも良く見え、人の6倍もの視力があります。

こうして再利用された反射光も余分になると、その分は目の外へ出て行きます。これが、暗闇でネコの目が光るしくみなのですが、とてもすごいことではないでしょうか、やはりネコ派としては、かわいいと思ってしまいます。