ネコは鼻で好奇心を満足させる!クンクン嗅いで情報をゲット!!

「自由気まま」という第一イメージのネコは、他のことは関係なく自分のことだけなのかというと、まったくそうではありません。常に、あのかわいい鼻で、クンクンとニオイを嗅ぎまわって、少しでも何かの情報を手に入れようとしているのです。

ネコの臭覚がどれほどかというと、イヌには遠く及ばず、他の動物に比べても劣っています。それでも、人間よりは何万、何十万倍もその能力は高く、体格からしたら小さすぎるくらいの大きさで、すばらしい成果を出しているのです。

とにかくネコの鼻は、とても大事なコミュニケーション・ツールなのです。ネコ同士が相手をチェックする時も、鼻と鼻を合わせて、挨拶がてら相手の気持ちを探っているのでしょう。

人間の挨拶の握手にあたるのが、ネコの鼻を合わせることなのでしょう。ネコの鼻にはそれぞれ違った文様(鼻紋)があって、人間の指紋と同じように個々の識別を行なうことができますので、これで相手のネコの素性でも探っているのでしょうか?

更にネコは、他のネコの情報を手に入れるために、相手のお尻をクンクンします。ネコが自分の縄張りにニオイ付けをするのはご存知と思いますが、ネコがお尻のニオイを嗅ぐのは、そこにオスかメスかはもちろんのこと、年令や体調など、ネコの個人(猫?)情報がたくさん含まれているからなのです。

ネコは独占欲が強いようで、自分のオシッコなどを縄張りの要所要所にかけたり、ほっぺたのあたりから出る分泌物を、仲間のネコに付けたりします。ネコを飼っている人は、自分のネコが、アナタの足にほっぺたをこすり付けてきたという経験がないでしょうか?

これは、ネコがほっぺたからの分泌物で、アナタにニオイを付けて、アナタは自分のものということをアピールしているのです。たぶん、アナタの家のネコの居場所には、このニオイがマーキングされていて、ネコちゃんの縄張りになっていることでしょう。

ネコの好きなニオイのトップは、やはりマタタビだと思いますが、なぜあれほどネコはマタタビがすきなんでしょうか?それは、メカニズムははっきりとはわかりませんが、マタタビには、ネコ科の動物をウットリとさせるニオイの成分が含まれているからなのです。

また、似たような現象を起こすものとしては、西洋マタタビと呼ばれるものがあります。こちらには、ネコを興奮させる成分が含まれていて、ネコちゃんのおもちゃにも使われたりしています。

面白いことに、なぜか西洋マタタビの日本名はイヌハッカというのですが、英語の名称からはキャットニップという呼び名となっています。日本では、キャット・ミントと呼ぶこともあります。

ネコをウットリさせるマタタビですが、これらのネコが気持ちよくなるニオイは、口の中の上あごにある器官が、フェロモンとして感じ取っているのです。

エビス様のように目を細めて、だらしなく口を半開きにしているネコを見たことはないでしょうか?これは、フェロモンを感じる器官で、ニオイの分析を行なっている最中で、ニオイの対象の素性を見極めようしているところなのです。

以上のように、ネコは小さなかわいい鼻と、フェロモンを感じ取る器官を駆使して、ニオイで食べ物の良し悪しや、縄張りの管理、他のネコや飼い主などとのコミュニケーションを行ない、その好奇心を満足させているのです。