愛猫の心が読めるかも!?猫の生態や習慣を徹底調査しました

見た目がズバリ猫の性格を表わす!?ネコの毛の模様と性格の関係

ネコと一口に言っても、同じ品種なのにいろいろな模様と色の毛をしていて、とてもめずらしい動物とされています。ネコの毛色を決める遺伝子については、まだまだわからないところも多く、その多彩な性格と共に、ネコの神秘的な面を演出しているようです。

ここでは、これからネコを飼ってみたい人や、もっと親密になりたいという人などのために、ネコの毛色と性格の関係について、世間一般の感じ方をまとめたものです。ネコとの良好なコミュニケーションのために、参考になれば幸いです。

ネコと言えば、まず「三毛猫」でしょう。白・茶・黒の三色の毛色を持つもので、本当に良く見かけることがありますが、実はこれは日本独特の現象のようで、外国ではめずらしい部類に含まれます。

三毛猫の大半はメスで、オスネコは三万分の一くらいということです。メスネコが多いということもあって、三毛猫の性格はメスネコの一般的な性格というイメージが強く、自由気ままというネコそのものを表わすものになっています。

三毛猫の中にも変り種がいて、白・茶・こげ茶の「キジ三毛」や、しま模様と混ざった「縞三毛」なども、一般的な三毛猫と同じような性格をしているようです。

同様にメスが多い毛色の種類として、「錆び猫」というのがいますが、この子は黒と赤の二色がモザイクになっています。メスが多いということから、このネコたちの性格も、三毛猫と同じく自由気ままというのが主流です。

逆にオスネコが八割九割もいるという仲間に、「トラ猫」がいます。薄い茶色地に茶色のトラ模様になっている「茶トラ」と、お腹・手足・ほっぺたなどの一部が白になっている「茶白」、トラ模様がこげ茶になっている「キジトラ」の三種類がいます。

トラ猫の性格としては、オスネコの一般的な性格であるのが大きなイメージで、やんちゃで甘えん坊というところがあるようです。但しキジトラは、ネコ本来の毛色を残しているもので、性格もやんちゃを通り越して、より野生的になっていて、警戒心も強くなっています。

「黒猫」は昔から魔女と結び付けられたりして、とても悪い不吉なイメージを持たれています。そうすると性格も悪いのかというと、実はまったく逆なようで、とても人懐っこいところがあるのです。

ノラネコに三毛猫やトラ猫はたくさん見かけますが、黒猫というのはあまり見かけないのではないでしょうか?これは、黒猫の人懐っこい性格が幸いして、捨て猫になっていたとしても、すぐに拾われて飼ってもらえるということにあると考えられるのです。

一方「白猫」はというと、見た目からしておっとりさんと思われたり、逆に怒りんぼといった感じを受けるようです。実際の性格は気の強いところがあるようで、繊細であまり人を近づけたくないという子が多いようです。

毛色が白いことで、野生の頃には目立ちすぎて、争いごとが絶えなかったと考えられ、自然と性格はきつくなってきたものでしょう。また、白い毛色は遺伝子的にも弱い性質であることから、徐々に繊細な性格に傾いていったということも考えられます。

但し、白猫であってもイラン原産の「ペルシャ猫」という品種は、日本で見かける白猫とは違って、長い毛・ちょいポチャ・短足・離れた目という特徴を持っています。この子たちの性格は、とても穏やかで、わがまま・神経質ということが無く、ほとんど鳴いて騒がないということです。

ここまで見てきたネコの毛色と性格の関係は、主に日本猫に該当する一般的なイメージであって、世界のネコの品種別の性格に目を向けると、更にいろいろなものがあげられます。興味のある人は、ネコの品種別の性格というものも調べてみると良いでしょう。